2010年10月5日

本当に正しいのは何?


太りすぎだから、やせなさいと、医者に行くたびに言われます。twitterのプロフィールにも書いていますが、自分は192cm/100kgという生まれつきの大きな体をしています。

この身長での理想体重は約82kgなのだそうです。そして実は、一昨年、ダイエットに励み、94kgまで落としたことがあります。しかし、真夏の最中に寒くて仕方がなく、これは本当に自分の体なのだろうかと思い、ダイエットをやめました。

ダイエットをしなければならない事情を抱えています。太ったままではいけない体の状況です。だから本当は医者の言うとおりにしなければならないと思うのです。でも、元気がなくなってしまう。それは本当にいいことなのか? と今でも思っています。

学生の頃は、78kgでした。やせてました。社会人になって、飲む機会が多く、からだが大きいこともあって、ほぼ無制限に暴飲暴食を重ねてきました。そして、あれよあれよという間に、体重は120kgまで増えたのです。それは異常だったでしょう。そう思います(笑)。そのまま二十年が過ぎ、日々食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲み、吸いたいだけタバコを吸っていました。

そして一昨年、とうとう、医者に行く羽目になりました。なんだか体がどんよりとして重いのです。高校からの友人が開業医をやっており、「お前が病気になったら診てやるから」と言われていたのですが、ついぞ面倒で診てもらったこともなく、こんなことならば早く診てもらえば良かったと思っても後の祭りで、見事な糖尿と高血圧症でした。

そしてダイエットをし、約1年で正常値寸前まで回復したのですが、もうそのときはふらふらで、それこそ24時間365日パソコンに向かって仕事をするような生活でしたから、意識はもうろうとし、気力は萎え、もうダメだ、と思い、ダイエットを中止し、今があります。

ただ1つ、メリットがあったのは、ダイエットをすると言ってもただ痩せるのは嫌だったので、食事療法と毎日のウォーキング1時間でダイエットをしていたのですが、ウォーキングの際には両手に1kgずつ合計2kg+両足に2kgずつ合計4kgの総合計6kgの重りを付けていました。これによって、ほぼ脂肪→ほぼ筋肉になったのです。それは今でも変わりません。腹回りは脂肪がありますけれど(悲)。

そんな状況でも、医者や保険会社は「体重」しか見ません。成分(笑)は無関係なようです。それは本当に正しいですか?

しかも、もう歳ですから、さすがに昔ほど食べたり飲んだりできません。。。まあ、そうは言ってもこの体なので、毎日どれだけ飲んでいるかをここに書いたら、皆さん、仰天されると思います。

でも、それは、自分の体が欲しているからです。欲しているものを獲得せずに無理に我慢しているより、欲して満足して毎日を過ごす方が正しいと僕は思うのです。。。そう思いながらも、やはり、合併症とかは怖いので、自ずと我慢しようとしてしまうのですが、そうするといらいらしたり、体に元気がなくなったり、気力が失われたりします。

正直、板挟みで困っています。もう、この体になってしまっていて、それでもなお体は欲しているという状況を、僕はどうすればいいのでしょうか。

人生それほど長いものではないと思います。どこかで苦しみ始めるとしても、我慢した結果そうなってしまうことだってあり得るわけで、これはもう賭けだな、と思っています。

我慢し続けて死ぬ人生と、我慢せずに途中から苦しみが始まって死ぬ人生と、どちらがいいのでしょうか。

僕は、もう、決めています。後者です。そういう奴なのだ、と言われれば、そうですよ、と言い切ります。そして、苦しみが始まった途端、「ああ、我慢すれば良かった」と思うのです。もう、自分の性格ですから、わかりきっています。「やっぱり我慢しておけば良かった、苦しいよう」です。絶対にそうなります。

でも今は、我慢しません。仕事をきちんとやりきりたいし、いろいろなことを考えるためになるべく平静な脳みそを常に保ちたいのです。

本当に正しいのは、何なのでしょうか?