2010年12月12日

モノの値段


車のバッテリーが上がってしまったので、気持ちが憂鬱になっておりました。バッテリーって高いですし、、、。以前に乗っていたステップワゴンでは、ディーラーで交換したときにはなんと、工賃込みで¥30,000もしたことがあり、ぎょえ! っとなっていたのですが、今年の初め頃に、やはりステップワゴンでバッテリーが上がってしまったときには、JAFにお願いしてみたところ、工賃はもちろん会員なので無料で、バッテリー本体が¥17,000とのことで、おおっ、それは安い、と思ったものでした。

でも、今乗っている車は、一応スポーツカーなので、バッテリーは高いだろうなぁ、となんとなく危惧していて、車関係はなんとなくオートバックスで、という頭もあったものですから、調べたところ、なんと¥28,000もするではないですか! しかも工賃が別でかかるし、もうバッテリーが上がっちゃってますから、オートバックスまで持って行かれないし、これはまたJAFだな、と思ったとき。

うーん、人任せにせず、自分で交換しようと、今更ながら思ったのでした(笑)。

なぜ、人任せにしていたかと言いますと、、、恥ずかしい話ですが、、、自分、不器用なんです。。。何かをしようとすると、必ず別の何かを壊すという、優れた特技を持っており(笑)、やりたくないんですね、実は。そしてまあ、一応、大事な車なので、自分でやってみたら、ほかの何かが壊れた、なんて、しゃれにならないので。。。

しかも、この車のバッテリーは、とてもすごく変な位置に付いていて、エンジンルームを開けて、自分でできるかどうか確認してみたら、うーん、微妙。。。ステップワゴンみたいに、手前にただぽつんと付いていればいいのに、右奥にカバーが付いて鎮座ましましているわけです。カバーを開けたら、またこれが、取り出しづらいのが一目瞭然。。。でもまあ、試してみたらできそうな気もするので、一念発起してネットでバッテリーの通販を調べました。バッテリーの型番をGoogle検索して一番上に出てきたところでいいやと思い、つらつらとWebを見てみました。

そうしたら!
なんと安いのでしょうか。¥8,900ですって!
定価¥31,500のバッテリーがですよ?
しかも、送料無料!
古バッテリー回収無料!

信じられな~い 、と思いつつも、この時点で自分で交換することに決定(笑)。早速注文しました。

注文確定メールによると、在庫がないのでひとつ上のクラスのバッテリーを同じ値段で発送しました、とのこと。おおっ、ラッキー。容量が少し大きいタイプのようで、この通販サイトで¥9,800のものでした。定価が¥39,800。。。どうして? と思いますが、まあ安いんだからいいでしょう。

。。。まあ実は、これが言いたくて書いている訳じゃありません。もちろんこれだけでも「モノの値段って、いったい。。。」という話ですが、まだ話は続きます。。。

先ほどバッテリーが到着しまして、格闘すること20分。何とか無事交換を終え、すばらしい勢いでエンジンが始動し、なんだか久しぶりに達成感を味わい(笑)、幸福感に満たされていた自分でした(爆)。

古バッテリーを箱にしまって自分の部屋に引き上げ、なんとなく、送ってもらったバッテリーの性能を見たくてGoogle検索したところ、、、なんか、どきっとする文字が。。。

¥5,980?

見間違い、だよなぁ、とクリックすると、なんと~同じバッテリーが¥5,980で売ってる~
さらに検索結果を追ってみたら、はい、ご想像の通り、さらに安いところがあり、なんと¥4,980で売ってました~

。。。なんなの、いったい。

これこそが、モノの値段って、、、という話でした。

まあ、そうはいっても、安いところは回収してくれなかったり、送料がかかったりするので、それはいやだなぁ、という思いはあり、また、ページがいかにも通販ショップらしい作りで、大丈夫かな、なんて思ったりしてしまうところだったということもあり、まあいいや、と思っています。今回購入したところは、説明がすごく丁寧で、バッテリー交換方法をYouTubeに紹介していたりとか、まあ、そういう意味で企業努力をしているなぁ、と感じたので、値段よりはむしろ、、、と自分を無理矢理納得させてます(笑)。

しかしまあ、定価数万のものが数千円で売られる世の中って、正しいですか?
というか、そもそも、定価が間違っているんじゃないの? って思いませんか?
さらに言えば、ディーラーやカーショップの値付けそのものもおかしいんじゃないですか?

そんなことを考えつつ、なんだか、もっと調べればもっと安く買えたのに~という後悔のような感情がわき出すと同時に、世の中のさまざまなモノの値段って、「デフレ」だから安いとかじゃなくて、そもそもの「価値」のとらえ方や考え方がおかしくなっている、そんな気持ちにさせられた出来事でした。

少しでも安く買えれば、それはうれしいけれど、本当は高いものが安く買える世の中って、なんか違う気がします。
。。。本当は何でもかんでも安いんじゃないの? (疑)。

ははは。。。